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「アクティブ・ラーニング時代の図書館(如何に教育・学習支援を進めるか)」

7月26日(金)紀伊國屋書店さんが主宰する、2013年データベース・セミナー
アクティブ・ラーニング時代の図書館(如何に教育・学習支援を進めるか)」
に参加させていただきました。

今回は、DBの紹介を挟んで、お二方の基調講演・事例研究をお聞きしました。
DBの紹介も、知らなかったシステムや、新しい機能の紹介があって楽しかったのですが、やはり先生方のお話に引き込まれました。

【基調講演】青山学院大学准教授、野末俊比古先生
『主体性・能動性を育成する情報リテラシー教育 -図書館における教育・学習支援をどう進めるか- 』

こちらは、先生のイギリス留学での経験をもとに、日本流の、『主体的な学び』とは何か、というテーマでのお話でした。
イギリス流の多様な働き方、考え方の中で、図書館とはまた違った学びの支援を実施するシェフィールドでの事例を紹介して、先生はこうおっしゃいました。
「外国のいいところを学んで取り入れるのはいいことです。
 でも、カタカナの図書館用語やめませんか?
 日本語に出来ないってことは、馴染んでない証拠ですよ」
私もそれはずっと考えていたことなので、もっと広がって、実現できたらいいなあ、と思いました。
どんなにいいサービスでも、利用者の希望に沿った内容でなければ意味がない。
『レファレンス・サービス』も『アクティブ・ラーニング』も、まず利用者に「それは何?」という疑問を抱かせる。
サービスに触れる前に、後ずさりされてしまう(涙)
そんな用語に踊らされるより、もっと学生さんを惹きつける『場』を作って行けたらいいなあ、と思いました。
また、『アクティブ・ラーニング』なんて、小学校、中学校ではすっとやってきたこと。
大学は、そこから学べばいいという言葉にも納得しました。
展示会などに行っても、初等教育の方が使うソフトも機材も自由で活発だという印象を持っていたのですが、
「ああ、やっぱりそういうことだったんだ」
と納得しました。
『こうあるべき』のカラを破って、どんな『場所』を学生さんに作ってあげられるかなあ、と考えさせられる講演でした。


【事例研究】同志社大学の学習支援・教育開発センター事務長、井上真琴さん
『アクティブ・ラーニングを支える空間・人材、そして戦略 -同志社大学ラーニング・コモンズから問う-』

こちらは、先日漫画にも描かせていただいた、日本最大級のラーニングコモンズを企画・運営する井上さんから、設計までの道のりと、運営していく中で見えてきたものの分析と、これからの図書館とアクティブ・ラーニングとの関わりについてお話をいただきました。
その中でやはりポイントは
1)これからラーニング・コモンズはどこにでも作られていく。
→学内のどこにでも(図書館は関係なく)
→あらゆる大学、図書館、公共施設に(目新しいものではなくなって行く)
【結論】ラーニング・コモンズは一部の図書館の専売特許ではもはやない
2)図書館員と他の教員・職員たちの認識、温度差が激しい
→アクティブ・ラーニングを理解していないで、旧態依然とした思考回路のままでいる。
【結論】図書館員は学内で置いてけぼりにされてしまう
という2点でしょうか。
1)はすでに全国でボコボコとラーニングコモンズが作られていて、だんだんと目を引くニュースではなくなってきています。
2)こちらはより深刻で、個人的には『図書館員は一度本を捨てるべき』なんじゃないかと思っています。
これは、文字通り本を捨てろということではありません。
しかし、自分の扱っているものは『情報』であって、『本』という『物体』ではないという認識を、少しでも持つ必要があるのではないかと思っています。
これまで、本は情報を収集する最適なメディアでした。
しかし、現代はそれが変化している時代です。
次々と出される新たな情報メディアに対応できない職員が出て来ていると感じています。
つまり、利用者の望むサービスに意識が追いつかない状態になってきているということです。
利用者が求めるのは、本の倉庫番ではなく、『自分が求めるもの=適切な情報をつなぐ”人”』です。
利用者と同じ情報ツールを利用できているか?
そこをスタートラインに、更に、古くの史料をも扱えるのがプロとしての司書なんじゃないのかと思いました。
(私はもちろん出来てません…出来てないから、これは自分に対して思ってることです)

長い1日でしたが、とても貴重なお話を聞かせていただき、本当に勉強になりました。
講演者の皆様、主催してくださった紀伊國屋書店様に心から感謝申し上げます。
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アフタヌーンティー@スイスホテル南海大阪

先週末、スイスホテル南海大阪さんでアフタヌーンティーをしてきましたv
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予約をしていったのですが、とても素敵な4人掛けの席に通していただいて、凄く居心地が良かったです!
お料理も、3種のサンドイッチそれぞれ趣向が凝らされていて美味しく、とても満足でしたv
紅茶はポットに本当にたっぷり入っています。
フレーバーティーや、ハーブティー、コーヒーからも選べ、アッサムをいただいたのですが、ストレートでもミルクでも美味しかったです~。
アフタヌーンティーに行くのは半分趣味なのですが、いつか関西アフタヌーン事情とでもしてまとめたいです(^^)

生誕100周年記念 中原淳一展

阪急うめだ本店で開催されている『生誕100周年記念 中原淳一展』に行ってきました。
美しい、カワイイ!だけではなく、生き方そのものに美学を求める姿勢に、背筋が伸びる気がしました。
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ごーじゃす!丸山敬太さんの手による再現ドレスって…おおおおお(言葉にできない…!)
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会場には、お洋服や、作られた人形、制作された雑誌、原画、付録など、本当に様々な作品が並んでいて、当時の女の子たちの喜ぶ姿が浮かんでくるようでした。
現在の自分が見ても、本当に素敵で、わくわくしました!
ファッションから、髪形から、小物から、生活に至るまで、細やかな心配りと優しさが溢れていました。
「美しくあるということは(中略)醜い自分を見せない礼儀」(※うろおぼえ)という言葉にはっとしました。
清潔にしていればいいじゃん!というものではないのですね。
私も少しでも美しく生きたい!(当社比)と思いましたv

京都府立総合資料館開館50周年記念 トークセッション「新資料館に期待する」

京都府立総合資料館開館50周年記念 トークセッション「新資料館に期待する」に参加してきました!
遅くなりましたが、ようやくまとまりました~。文字が多くてスイマセン…(><)
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当日は祇園祭が近いということもあって、人が凄くてせっかくの見学会に遅刻してしまいました…。
でも、親切にご案内いただいてとても楽しかったです!
※1番最初の写真が「書庫の貴重書」のコーナーですwほとんど見えなくなっていますが…(^^;)
本番の様子は、とにかく『濃い』(笑)
いや、本当に話題が広すぎて、ここ!というポイントがおそらく、人それぞれ違っているのではないかなあ、と思いました。

私が感じたことは下記の通りです。
●昔は「公文書」「美術館」「図書館」と形を分けて保存し、ノウハウを積み上げることが理にかなっていた。
●しかし、収集・保存対象である資料の形態と、それを保存したいと考える、我々の認識自体が変容してきている。
●たとえば、デジタル資料や民芸、人の歴史や記憶など、現在多様な媒体で生産されている「事実」に、様々な価値が付与され、一部は残されているが大部分は失われている。
●ここから歴史の谷間(空白)が生じている。
●それはまさに、「今」である
※史料とは何を持って、どの時代からを言うのか。また、どこに価値を見出すのか、会場でも議論になりました。
現在、私も、「今手が届くもの、情報」は、一瞬気を抜いたらもう手が届かなくなって復元できないという事態に幾度となく直面しています。
ただ、『残す』ということは、莫大な費用と、残酷なまでの『選別』を乗り越えてきた結果であって、『全て』ではない。
それは、今も昔も変わらないのに、未来を思うと可能な気がするのは人間の業ではなかろうかと思いました。
それでも、関西の勇として、その『業』に挑戦することを、新たな資料館に期待したいと思いました。

当日の様子は、下記にまとめられていますので、皆様是非ご覧になってください。

egamiday3※登壇者の江上敏哲さんのブログです。
「ざっくりと、知的生産インフラ・知の揺籃インフラとしての図書館について、考えたことのメモ」
USTREAM
Togetter:総合資料館TS 50周年記念・京都府立総合資料館に期待する トークセッションまとめ 
かたつむりは電子図書館の夢をみるか
「2016年、京都から知的生産インフラの世界を変えていく!(総合資料館会館開館50周年記念トークセッション「新資料館に期待する」参加記録)」

これからも、イベントが目白押しということで、またお邪魔させていただこうかと思います(^^)
楽しいお話をありがとうございました!!

エネミィ様@ぽぷかる

愛知県主催で9月14日(土)、15日(日)に開催される、「ぽぷかる」というイベントのキャラクターエネミィ様のイラストです~。
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京都でも9月は京都市主催で「京まふ」がありますが、地方開催のこういったイベントがあるのは嬉しいですね~v
熊本も「くまフェス」を市内で開催していますし、色々行きたいところがいっぱいですv

宵山@祇園祭

行ってきました~。
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夕方から夜にかけて。
街全体が博物館で美術館でお祭りです。
知ってるつもりでも、行くたびに新しい驚きや、楽しさが見つかります。
今年は人ごみも少なめで、歩きやすかったですv
ご飯も美味しかったしv※屋台のレベル高すぎですw
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たった2~3時間いるだけでも凄く楽しかったですv
宵山の夕立が梅雨明けと夏の合図になりますが、明日が祇園祭の本番!
私は仕事で行けませんが(涙)行かれる方は楽しんできてください~v

マリー・アントワネットとルノワール@兵庫県立美術館

このたび、もう一つのブログを統合して、美術館や漫画作品を含む記事全てこちらで書いていくことにしました。
どうぞよろしくお願いします(^^)ノ

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見上げれば奴がいる…!
というわけで、兵庫県立美術館で開催されている、『ルノワールとフランス絵画の傑作:奇跡のクラークコレクション』と、『マリー・アントワネット物語展』に行ってきました。

マリーアントワネット展は、とにかく、可憐!ゴージャス!!でしたv
絵画類から始まり、工芸品、マリーが愛し作らせたパターンの刺繍が施された布地、糸紡ぎの道具、着用したであろうドレスの再現など、当時の様子を知ることができるとても素晴らしい展示物が、可憐に構築された展示場に並べられていて、とても素敵でした。
お子さんも一緒に見られるように、子供用の解説も並列で置いてあり、ドレスやかつらの展示は写真撮影OKなど、とても配慮が行き届いた、温かな展示でした。

ルノワールの方は、印象派の前後の作家も集められ、光をふんだんに溶け込ませた風景画にとても癒されました。
クラーク美術館の歴史についても触れられ、作品のコメントなどを読んでも、クラークさんがどのように芸術を愛したかが伝わってきて嬉しくなりました。
私はルノアールが大好きなのですが、今回はカミーユ・コロ―の作品に目が行きました。
瑞々しい、大気をふんだんに織り込んだ作品に疲れが取れるような気がしました。

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そのあとは、食事をして、三宮や南京町へ。
今回は台湾氷を食べてきました~vずっと食べたかったシュークリームも買いましたよ!楽しかったです(^^)ノ

図書館総合展フォーラム2013 in 伊勢参加レポート(掲載情報)

このブログで描いた漫画を、図書館総合展さんの公式サイトに掲載していただきました!

図書館総合展フォーラム2013 in 伊勢参加レポート

当日、学生ボランティアスタッフとして参加された岩上奈々さん(皇學館大学文学部国文学科3年)の素敵なレポートと一緒に掲載していただいています!
ちらっと私の漫画も読んでいただけましたら幸いです~v

関西図書館男子@マイタン※関東図書館男子追記(7月15日)

図書館男子はどういう生き物か。
”マイタン”という怪しげな研究グループの会合に潜入した羊は一つの観察記録を提供することとした。

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お断り。羊にはイケメン識別・描き分け能力がありません。
このマンガのクレームは受け付けません。

※”マイタン”とは、『図書館』の未来を探る勉強会「マイニング探検会」のことです。
 おやつを食べながら図書館員有志が集まって図書館にまつわるあれこれ話をする会です。
 
ちぇぶさんのブログはこちら→「ささくれ
カタツムリ先生のぶろぐはこちら→「かたつむりは電子図書館の夢をみるか
TOPの7月のイベントのどこかで現物確認が可能となっております。是非。

※7月15日追記
この記事はおかげさまで好評でして、他の地域の図書館男子のご推薦(という名の犠牲者の提供)をいただき、ありがとうございました。
そういえば関東図書館男子といえば、関東に帰った彼がいたなあ、ということで追記です。
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(ちぇぶさん公認)古風なイケメン歴史家大根さんです。
大根さんはすでに何度かご登場いただいており、心が広いので今更多分怒ったりしないであろうと、流れ弾に当たっていただきましたw
現在論文執筆中だそうです。
がんばってください!!

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