羊図書館

法とマンガと図書館と

第15回図書館総合展フォーラムの感想

第15回図書館総合展報告・その2
今回は参加したフォーラムの感想です。

10月29日(1日目)
(10:00~11:30)
図書館総合展運営協力委員フォーラム
「図書館総合展の地方展開が拓く可能性──これまでとこれから」
 
まず、最初に参加したフォーラムがこちらでした。
今年は伊勢で開催された『図書館総合展フォーラム2013 in 伊勢』に参加したこともあり、担当される方々がどう考えているのかを知りたくて参加しました。
そこで強く感じたのは、皆さんの図書館に関する活動の活性化と、地域経済のつながりの強化を願う気持ちでした。
図書館を「人が集まる場」として捉え、地方開催することで地元だけでなく、他の地域からも人を呼び込み、地元の企業の出店を促し、地域経済を活性化させたいという思いが伝わってきました。
そういった意味でも、これからは図書館総合展の地方開催は誘致合戦になるのではないか、との意見も出ました。実際、そうなる日も遠くないように思います。
図書館を、情報だけでなく、人と人を結びつけ、そこからさらに発展させていく『場』に変えていこうという意気込みを感じさせつつも、コーディネーターの皆様の、和やかで楽しい話術に感心したり、笑わせていただきました。
それぞれの回の楽しいスライドや図書館体操第一もありw90分あっという間でした。
ありがとうございました!
来年もとても楽しみにしています!!

(13:00~14:30)
あなたなら病気のこと「どう調べる?」「どう答える?」
──地域の中で情報支援!-図書館としてできること-

こちらは、まず川崎市立井田病院 かわさき総合ケアセンターに勤務される西智弘先生から、患者さんが必要とする情報を、『病院以外の場所』で提供することが、患者さんにとっていかに重要であるか、というお話がありました。
というのも、病気の話というのはデリケートな内容のため、まず誰かに相談しにくい。
自分のことだけではなく、家族が病気になった時のことを気軽に相談できる人がいない。
病院では、主治医の先生の方針と違うことを相談できない。
などなど、情報が欲しくても、言い出せないし、探せないという患者さんの悩みがあることが紹介されました。
そして、そんな悩みを解決するために、西先生はカフェなどの様々な『場』を作り、病院ではできない医療情報の提供の形を作ってきた経過をお話してくださいました。
それを受け、浦安市立図書館で医療情報サービスを行い、現在は立命館大学(文学部)の常世田亮先生が、図書館ができる医療情報サービスの可能性についてお話されました。
ここでは、図書館が医療情報を提供する重要性とともに、一般に流通する医療情報の危うさ、専門職としての司書の減少が起こっており、図書館の提供する情報の適正さを懸念する発言がありました。
そして、病院内にある病院図書館が患者さんに開かれていないことが問題であることが指摘されました。

個人的な意見ですが、私は病院内にある病院図書館と、公共図書館が同じ資料をそろえる必要はないと思います。
『専門的な医学情報は病院図書館が収集し、一般的な読み物を公共図書館が揃え、それを、どんな人でも読める』
という形にするのが、資金面、選書の問題などを考えるといい選択ではないかと思いました。
簡単に外出できない患者さんには、一般の図書もとても大事だと、常世田先生もおっしゃっていましたし。
裁判所などもそうですが、内部の職員が使える図書館(資料室)は、一般の人間は使えません。とてももったいないことだと思います。
もっと、病院内の図書館が開かれて、そこの風通しが良くなれば、病気に対する予防効果(早期発見)も高まって、素晴らしい効果が得られるのではないかなあ、と思いました。

(15:30~17:00)
チーム医療を支えるライブラリアン
-日本語コンテンツの果たす役割-
 
こちらは、医療情報データベースにおける日本語情報についてのお話でした。
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、医学文献は基本的に読むのも書くのも英語で、日本語文献をそれほど必要としないとのことでした。
一方で、看護分野では看護研究等、日本語が文献検索の中心となるそうです。
その点につき、医師と司書の立場からそれぞれお話を聞き、日本語で医療情報を提供している企業さんのデータベースの特色等お話を伺いました。
研究者の目と、司書の目から見たデータベースの差異が興味深かったです。
また、其々のメーカーさんより、データベースの紹介があり、有名なコンテンツですがやはり馴染みが無い部分もあって、興味深く拝聴いたしました。


10月30日(2日目)

(15:30~17:00)
「ひとりのがんに、地域の力を!つながる 人、まち、図書館」
-長崎市立図書館 がん情報サービス-

こちらでは、図書館からの働きかけによって繋がる病院とのがん情報提供サービスの連携についてお話がありました。
長崎市立図書館司書の佐藤さんの突撃(!)によって、公共図書館にコーナーを作り、長崎市立市民病院の先生に来てもらって講座を開き、広くがん情報を提供していく様子に圧倒されました。
そして、何より印象的だったのは、「インターネットより紙(冊子)で情報を提供することが必要な人がいる」というお話でした。
必ずその情報を必要としている人はいる。
しかし、情報の伝達ルートが上手く出来ないために伝えたい人に伝わらない。
これは、私が取り組んでいる法情報も同様のため、そのジレンマがとてもよくわかりました。
情報は、人が生きる上でとても大切な力になります。
それを届けるために、『図書館に何ができるか』、考えさせられました。
そして、同時に『人を動かすのは熱意だ』ということがとてもわかりました。
貴重なお話をありがとうございました!

10月31日(3日目)
(13:00~14:30)
「専門図書館」利用してますか?
-図書館員でも意外と知らない?! その魅力・実力-

最後に参加したフォーラムは、専門図書館の利用についてのご案内でした。
残念ながら、途中からフォーラムに参加したため全容はつかめなかったのですが、専門図書館を利用することで、一般的な本棚と違った品ぞろえに新しい発想がどんどん湧いてくる、といったエピソードを伺いました。
専門図書館の良さを色んな方が知って、一般的な図書館と使い分けできるといいなあ、と思いました。

以上、駆け足になりましたが、参加させていただいたフォーラムの感想でした。
当日の参加者のつぶやきは下記にまとめられています。
Togetter『第15回 #図書館総合展
貴重なお話をありがとうございました!
スポンサーサイト

『大学の図書館』479号(掲載情報)

大学の図書館』479号(大学図書館問題研究会発行)に、全国大会への参加感想文(+4コマ)を掲載していただきました!
ご笑納いただけましたら幸いです(*^_^*)
※どれが私の記事かはお察しくださいw

第15回図書館総合展に行ってきました!@羊図書館

第15回図書館総合展について、漫画で少し描いてみました~。
少し、というのは内容が盛りだくさん過ぎて描ききれないから…!
ということで、フォーラムの感想については別途文章で記事を書きます。
なお、中間報告はこちらです。
ts15a.jpg
ts15b1.jpg

今回掲載させていただいた企業・団体様はこちらです。
①おかゆ…『馬さんの店 龍仙
②資料館…『海外移住資料館
※こちらも見応えがありましたが、他にも近辺には沢山の美術館等がありました!
もっと滞在日数が取れれば行きたかったです…('_')
皇學館大学岡野研究室
FabLibrary実行委員会
SaveMLAKプロジェクト
国立国会図書館…れはっちさん(レファレンス協同データベース)・赤猫さん(カレント・アウェアネス
※小さな赤猫さんは1匹うちの子になりましたv
⑦ポスター…公益社団法人全国市有物件災害共済会 防災専門図書館
      &災害の記録・記憶を継承する 独立行政法人防災科学技術研究所自然災害情報室
※共同出展だそうで、凄く面白いポスターになっていました!
多治見市図書館…テレビ画面に映っているのは館長ご本人です!
以前伊勢の地方フォーラムで、部下の方が
「是非うちの館長に会ってみて!」
と自慢されていたのですが、とても素敵な方でした!!
お会いできて嬉しかったです(*^_^*)
カーリル
株式会社プリザベーション・テクノロジーズ・ジャパン
帝京大学メディアライブラリーセンター

写真等撮らせていただいたのに今回ご紹介出来なかった皆様には本当に申し訳ございません。
近く改めて記事にさせていただきます。
貴重なお時間をいただき、快くご対応してくださって本当にありがとうございました。
主催の皆様にも改めてお礼申し上げます。

※多治見市図書館館長・熊谷さんのお名前を間違っていました。
 修正いたしました。大変申し訳ございませんでした。

図書館法@法ロジ

法学ロジスティクス専属のロー・ライブラリアンとして図書館法さんのアカウントを作ってみました~。
図書館法@法ロジ
アップ
lawlib01-1.gif
全身図
lawlib01-2.gif
手に持っているのは六法と、和紙テープ(本の修理に使います)です。
肩に乗っているのはペットのロジ君(ロジック君)です。
先日の図書館総合展で、カレント・アウェアネスさんのところから、一匹うちの子になりました。
エプロンのプリントは、レファレンス協同データベースのマスコットキャラクター、れはっちさんです。
法律分野を専門とする司書として、法分野に関する資料や、図書館に関することを気ままにつぶやく予定です。
※教育基本法、社会教育法もそのうち出す予定です~。
(アカウントは図書館法さんのみです。図書館法さんと会話させる感じになるかと。
 漫画もそのうち描きたいです(*´ω`*))

法ロジへの道(キャラクター構築編)@法学ロジスティクス

houlogi01.png
法律擬人化キャラクターの性格付けや性別について聞いてくださる方がいたので、どうやってキャラクターを作っていったのか経過を描いてみました。
結構大量になったので、ブログに乗せるのもあれですし、とりあえずPIXIVというお絵かき用のSNSにまとめました。
興味のある方はこちらででご覧ください→PIXIV
こうしてみると、描けていないことが多すぎて、いやネタがいっぱいあると思おう…勉強するべき点も死ぬほどあるけど…!という感じです。
これからも、どうぞ末永くお付き合いいただけると幸いです。

WUGキャラ紹介4コマ(第2回)@アニメディア12月号

本日発売のアニメディア12月にWake up, Girls!キャラクター紹介4コマ掲載していただいています!
今回は菜々美ちゃんと未夕ちゃんですv
楽しく描きましたので、読んでいただけると嬉しいです(*´ω`*)
NCM_2360.jpg

法ロジへの道(その4)@法学ロジスティクス

法ロジへの道最終回です~。
hl00-2b.png
最初に描いていた4コマは『リーガール』という法学部に通う女の子たちの漫画です。
同時期に法律擬人化が成り立ちそうだったので、そちらに重心を置いてしまったので止まっています…。
漫画は単行本も出たし、
『商業誌にこだわるより、描きたいものを自分が納得できるペースで描くほうがいい』
と思って今は主に同人誌で活動しています。
タイトルは、「略しても意味が通じそうな、ちゃんと内容がわかるもの」を考え続けて先月末ようやく決着がついた感じです。
最初に法律擬人化を描こうと思い立ってもう3年近く経っていましたが、自分が気に入ったタイトルが付けられてとてもうれしいです(*´ω`*)
私は、昔から
『あなたは何になりたいの!?』
と問われ続けてきたけれど、
『やりたいことはある、でも、それに名前はない』
としか答えられませんでした。
今も、漫画家とか、司書とか、擬人化作家と言われても何にも当てはまるし、当てはまらないような気がします。
それでも、今とても幸せに漫画を描けているので、そういう人生もいいのじゃないかなあ、と思っています。
絵が好きで、法学が好きで、本や資料が好きで良かったなあ、と思います。支えてくださっている皆様にも改めて感謝です!
皆様今後ともどうぞよろしくお願いいたします(#^^#)

法ロジへの道(その3)@法学ロジスティクス

法ロジへの道3回目です~。
hl00-2a.png
卒業後は就職もせず、ふらふらしていたんですけれど、アルバイト・パートで司書を募集していて、しかも『司書資格不要』だったので応募したら法科大学院図書室勤務の契約職員になっていたという…。
そこで、『ロー・ライブラリアン』という仕事がアメリカでは成り立っていることを知り、そうなれたらいいなあ、と現在に至ります。
司書には憧れてはいたのですが、大学に司書課程もなかったので、働き始めてから通信で資格取得しました。
(※当時、2年間働くと単位が免除される制度があったので、5か月くらいで取りました。若かった…)
しかし、日本とアメリカでは法情報の性質が違いますし(あちらは判例調査が超重要)、日本でロー・ライブラリアンの募集は首都圏の法律事務所で年間1つあるかないか…。
司書自体、正規の募集がほとんどなく、非正規もほぼワーキングプアという過酷な状況でした…。

法ロジへの道(その2)@法学ロジスティクス

法ロジへの道・その2です~。
hl00-1b.png
大学の先生に生活のことを心配されるなんて…!(本気でびっくりしましたw)
法哲学を専攻している段階で生活能力ゼロだってわかっていたはずなのにww
そしてぼんやりと、漫画で法律のことを表現できたらいいなあ、と思っていました。
家○の人みたいな感じではなく、ポップな読み物としての法律まんがを…。(どんなんか全然わからなかったのですが…)

法ロジへの道(その1)@法学ロジスティクス

『法学ロジスティクス』のTwitterアカウントを作りました。よろしくお願いします。→こちら
※もう少し後に、法学資料専門のアカウントも作ります。そちらのほうが実用的かと思います(´・ω・`)

さて、ようやく形も整ったことですし、なんで法律擬人化まんがなんぞ描いているのか、ということで少し過程を4コマで紹介してみたいと思います。
全4回です。お付き合いいただけましたら幸いです~。

hl00-1a.png

絵は確か3歳の時に色鉛筆セットを買ってもらったのをはっきり覚えているくらい、小さいころから描きまくっていました。
ただ、漫画は描いたことが無くて、中学校3年生の時、美術部で同人誌を作って即売会で売ろう!となり、挑戦したものの挫折して、結局イラストしか描けなかったのが悲しい思い出です…。
(しかも1冊も売れませんでしたw学校のコピー機でコピーさせてもらって作った完全オリジナルの同人誌でした)
その後も即売会に出ていたのですが、法律に関しては小学生のころから
「なぜ、学校や家庭の外では犯罪になることが、身内では許容されるのか?」
と疑問を抱いていて、和久俊三さんの本が好きだったことから、オモシロ法律本などを探して読んでいました。
その後、美術の道も考えましたが、法学部に進学しました。

法ロジ(法学ロジスティクス)はじめました(壁紙プレゼント付き)

今日は日本国憲法さんのお誕生日です!おめでとうございます!!

ということで、壁紙なんぞを作ってみましたw
(クリックで画像表示→右クリックで背景に設定してください)
そして、ブログで掲載している法律擬人化コンテンツの名称を決めました。
『法学ロジスティクス』(略称:法ロジ)とし、今後はそのシリーズ名で統一していきます。

ロジスティクス(logistics)とは経済における物流の合理化の手段をいうそうです。
そこで、法学に関連する情報を取り扱うプロジェクトネームとして、『法学ロジスティクス』というタイトルをつけました。
その名前で、Twitterでの資料紹介など、色々展開していけたらなあ、と思っています。

holog1.png

企画については順次発表していきます。
今後とも何卒よろしくお願いいたしますv

※『法ロジ(法学ロジスティクス)はじめました』というタイトルでPixivに投稿しました。
 ブログでも後日1本ずつ解説を加えて掲載していきますので、よろしくお願いします。

冬コミスペースいただけましたv

コミックマーケット85(通称コミケ)という自主制作の漫画のイベントでスペースをいただけました!
配置は「12月31日(火曜日) 西地区 "や" 23b」です。
夏の悪夢再び!ということで、『図書館これくしょん』(館これ)の本を出そう!と有志でごそごそしていますw
(参考資料:夏コミで配ったペーパーの『進撃の図書館員』※一部伏字加工しました…。)
2013sum.png
コミケは、水知は初参加になります。
皆様にご迷惑をおかけしないように頑張ります!
どうぞよろしくお願いしますv

FC2Ad